本山烏龍茶のご紹介

先日そろいました 安渓四大銘茶の一つ、しかし基本的にあまり輸出されない”本山”ってどんな烏龍茶?

本山(烏龍茶)

本山_茶3

本山とは

本山烏龍茶は安渓四大銘茶の中で一番地味というか、目立たない存在です。それは何故かというと輸出品番の設定がないというか、私は知りません。

発見は1870年 鉄観音や黄金桂と違い古くから輸出されずに対外的に有名ではありません。また本山の発見に関する寓話や伝説の類もあまり聞いたことがありません。

本山_茶5

それでも安渓四大銘茶のわけ

それでは何故本山は安渓四大銘茶の一つになったのでしょうか? それは茶葉が鉄観音のように厚く味もしっかりしているのに育てやすいのが最大の特徴です。

茶葉の品質は鉄観音に近く、成長と順応性が高く収穫量が期待できることから有名になります。

本山_茶葉

福建省以外でも

様々な烏龍茶の茶樹は福建省を中心としたごく一部の地域でしか収穫されませんが、前述通りこの本山烏龍茶は順応性が高く、烏龍茶不毛の地 安徽省・貴州省南部でも生産されるようになりました。

本山_茶湯

まとめ:本山烏龍茶

本山烏龍茶は鉄観音に似ているのに順応性が高いのが1984年の全国茶樹品種検査承認会議で認められました。

偽鉄観音と言われることもありますが、味はしっかりしていて・香り穏やかで継続性があり・茶湯は美しい金色 鉄観音と見分けるには、叶底(茶葉の使った後)の形は鉄観音のそれとは、はっきり違います。

追伸

明日の3月9日はお店開けています。

台湾茶・中国茶でちょっと一息 慶光茶荘