紫砂急須・宜興急須について

宜興急須

紫砂急須・宜興急須

紫砂急須(しさきゅうす)・宜興急須(ぎこうきゅうす)これらは烏龍茶等を飲む際に 蒸らしがきき、香良く飲めると言われています。

急須を探し求めて

先日お客様が、お店に入ってくるなり 紫砂急須(しさきゅうす)ありますか?と 何故紫砂急須をお探しなのかとお尋ねすると・・

上海の占い師に紫砂急須の底に5円を5枚並べるとを良いと言われたから。私初めて聞きましたその話

福岡のお客様ながら朝早く長崎・有田と回って慶光茶荘に来られたとか、ご苦労様です。

紫砂急須と宜興急須

  • 紫砂急須 紫の砂を使った急須
  • 宜興急須 宜興は中国の産地

これらの急須は日本には1900年ごろ日本に入ってきたと言われていますが、かなり高価でとても庶民が買えるものではありませんでした。

そこで日本で紫砂の代替えとして挙がったのが、愛知の常滑焼 今では急須日本一の産地ですね。

話は少しそれましたが紫砂急須と宜興急須はかたや原料がかたや産地が名称になったものであり、呼び方の違いなんです。

紫砂急須と宜興急須と常滑焼

これらの特徴は表面にこまかい穴があり 茶葉の味をまろやかにしたり 茶葉の香りを引き立てたり 保温性が良かったり。

また、作り方は 一般的に本体は手びねり 取っ手やフタは たたらづくり等 取っ手や急須の先端は後付けなんです。

紫砂急須と宜興急須と常滑焼は生まれた国は違いますが、同じ目的の同じ特徴を持った急須なんです。

紫砂急須と宜興急須の大きさ

これは中国茶用の紫砂急須・宜興急須と常滑焼では変わってきます、それはいれる茶葉の違いと淹れ方の違いで決まってきます。

まとめ:紫砂急須・宜興急須

今回は、紫砂急須・宜興急須の背景を少し書いてみました。私的には道具にこだわらず、ご家庭にある茶器でも十分美味しく入れられるのですが・・

よりよく淹れようと考えると、道具にも多少のこだわりが出てくるかなと。

台湾茶・中国茶でちょっと一息 慶光茶荘

監修者
荘 慶裕(そう・よしひろ)

台湾と日本の両方にルーツを持ち 中国国内に三カ所しかない茶学部・国立福建農林大学茶学部に短期留学 ホテル、中華料理店、カフェなどでの中国茶カウンセリングや中国茶講座などで活動中