慶光茶荘の扱う六大茶分類での黒茶・普洱茶カテゴリー
黒茶とは
黒茶とは中国茶六大茶分類における 緑・白・青・紅・黄・黒の中の黒=黒茶で原料は日本茶と同じツバキ科のカメリアシネンシスが原料です。
歴史的には緑茶の次に古く 宋代初期(11世紀)1074年南宋で黒茶の最初の記述がみられます。
よく間違えがちな、餅茶=黒茶ではありません。餅茶は袋や布のない時代古式商品形状であり、今でも伝統的に作られていますが、必ずしも原料が黒茶とは限りません。
ちなみにこのページを最後まで読めばわかると思いますが、黒茶=普洱茶も違いますのでご注意下さい。プーアル茶の事はコチラから
黒茶の種類
生産地別ですと以下の通りです
雲南省 普洱茶 「普洱」は集散地の地名による。
広西自治区 六堡茶 「六堡」は生産地六堡郷の名前から。
四川省 唐磚茶 チベットなどで唐からレンガのお茶の意
湖南省 茯磚茶 茯は暑いの意味で、暑くないと握推が出来ない
黒茶で有名な種類を上げてみました、日本でも阿波晩茶・碁石茶等も黒茶ですね。
黒茶の作り方
黒茶の基本的な製法は右を黒いラインを参考にしてください。
製法は日本や中国の緑茶と前半は同じですが、後半に握推と呼ばれる特殊な工程があります。
また仕上げ方(散茶・餅茶・方茶)で製法後半の作業が重複したり順番が変わったりすることもございます。
黒茶の効果
黒茶には様々な効能がございます。
- ダイエット
- コレステロール・中性脂肪の減少
- 高脂血症・痛風改善
- 便秘
- 体を温める
黒茶はお茶の原料は同じながら二次発酵をうながすことにより「発酵食品」的な効果が得られるお茶なんです。
黒茶の飲み方
黒茶でもお茶を淹れる基本は同じで茶:湯=1g:50mlですが。これはあくまでも品評やテイスティングの時の事であり、実際に飲む場合がまた別の場合もございます。
黒茶をヤカンで淹れる場合
3g:1Lぐらい 5g:2Lぐらいを目安に お湯の目安は100度 沸かして火を止めたヤカンに茶葉を入れ3分から5分でOK
黒茶を冷やすなら
もし冷茶にする場合は上記の手法で一度出したものをそのまま冷蔵庫へ
黒茶は二次発酵をさせているので抽出後冷蔵庫の中でも3日~4日は味が変わらない利点があります。
黒茶を急須で淹れる
黒茶を急須で淹れる場合は3gで十分 飲む分だけのお湯(100度)を入れ 一分ぐらいで色が出ていたら湯呑に移す
急須を毎回注ぎきる事で複数回飲めます。