月に咲く花の如く　茯茶

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「月に咲く花のごとく」をご覧の皆様　物語の地　「涇陽」は今でいう西安の北西数キロにあり　なぜあの物語のような豪商が集まっているのでしょう？　それは一番北のシルクロードの出発地であり終点でもあり　交易の中心として　または古都としての文化の中心でもあったからだと思います。

書いている私も　毎回「月に咲く花のごとく」を録画してみています。

この地方でお茶と言うと「茯茶」（ふちゃ）の事であり　劇中にも時々この文字が出てきます。

そこで「茯茶」について調べてみました。

この特集ページでご参考ください　茯茶　黒茶の仲間

慶光茶荘では、クセの強い　茯茶は取り扱いがありませんが、同じ製法で作られた飲みやすい普洱茶を代わりにお薦めしています。

しかし色々調べていると茯茶と普洱茶の関係性は面白い

涇陽は　北のシルクロードの出発地であり終着地でもある

対して雲南省は　南のシルクロード　雲南省南部の易武からチベット・インド・ネパールへと進む道

北のシルクロードでは茯茶が流通し

南のシルクロードでは普洱茶がと

やっぱり中国は広いなと思います。

茯茶にはその特徴としての金花＝カビ菌があるのが特徴なのです。慶光茶荘では１９８６年から輸入商売していますが、これって輸入する自信がありません。

個人輸入や留学生の持ち帰りならまだしも　輸入するさいには滅菌処理や燻蒸が必要になるのではないかと思います。

しかしながらこの金花自体はカビ菌なのですから滅菌処理や燻蒸処理されるとなくなるし　燻蒸などされた日には茶葉自体もダメになるし。

もしあなたが金花たっぷりの茯茶を飲みたければ　自己責任でお願いします。

慶光茶荘では安心安全のお茶を輸入販売しています。

残念ながら茯茶に関しては　安全に自信が持てずに輸入できていませんが、その代わりに茯茶を探し求めの方には　少し安め低グレードの普洱茶をお勧めしています。

今夜は　私も　クセ強めで安めの普洱茶を飲みながら「月に咲く花の如く」の録画を見ようかなと思います。

今週の１月２３日（土）第四土曜日なので　お店開けています。

前回の土曜日営業は雪のため中止しましたので、この土曜日が令和三年　２０２１年最初の土曜日営業日となります。