プーアル茶について

プーアル茶の定義とは

プーアル県 思茅区
プーアル茶の生まれ故郷のイメージ

プーアル茶とは雲南省プーアル県という地名から来ており 一般的にはプーアル県で作られる茶葉のことを指す。

現在ではプーアル茶が有名になったため一種のカテゴリー的な使い方をされるためプーアル茶と一言に言っても様々な種類が存在します。

プーアル茶=黒茶

プーアル茶の茶葉
雲南省茶葉改良所の風景

プーアル県で作られる茶葉は一般的に黒茶というカテゴリーに属し、その生産糧にはほかのお茶には見られない握推という工程がある

しかし現在では、茶葉の高級化やオリジナルの生産などプーアル県でも様々な製法の茶葉作られ前述のプーアル県で作られる茶葉のすべてが黒茶ということではありません。

この握推という工程は湿度と温度を室内で管理しながら発酵をうながす工程で、黒茶は必ず握推という工程を経らなければならない。

それでは黒茶は雲南省以外にあるのか?

様々なプーアル茶

黒茶の生産は今現在雲南省を中心としその周辺広東省・広西省・ベトナムなどでも近年生産がみられる

しかし長らく黒茶の生産方法は雲南省が門外不出としていたため雲南省以外の黒茶には微妙な違いがあるのも事実である。

まとめ

プーアル茶の名前の由来は雲南省プーアル県から由来する 昨今では様々なプーアル茶が作られるためプーアル茶=黒茶ではない。

それでは黒茶の条件とは生産方法における握推という工程の有無なんです。

監修者
荘 慶裕(そう・よしひろ)

台湾と日本の両方にルーツを持ち 中国国内に三カ所しかない茶学部・国立福建農林大学茶学部に短期留学 ホテル、中華料理店、カフェなどでの中国茶カウンセリングや中国茶講座などで活動中