工夫茶芸

イラストわかりやすく工夫茶芸を解説します。

急須を温める

急須を温める

予め茶盤の上にちゃうを用意し、茶壷 茶杯にお湯を注ぎ温めておく。茶壷のお湯を茶盤にすて、茶壷に茶葉を入れる。

茶葉を入れる

茶葉の量はもちろん急須の大きさに比例しますが 水:茶葉 50:1~ 品種や飲み方で比率は変わります

洗茶(せんちゃ)

洗茶(せんちゃ)

お湯を注ぎますが、これはすぐに捨てます(この工程を洗茶と言う これは茶葉についた灰汁を落とすと同時に葉を開きやすくするためのと言われていますが茶葉の種類によっては必ず必要ではありません)
次に飲むための湯を入れますがここではなるべく高いところから勢いよく湯を注ぎます、紅茶でゆうところのジャンピングと同じ意味合いです。

蒸らすと美味しくなる

蒸らすと美味しくなる

湯をなみなみ(急須からあふれるぐらい)と注いだ後灰汁を茶壷のふたで切り蓋を落とした後に茶壷にお湯をかけます(この動作は茶壷を使って蒸らしです)

茶海を使うと便利

茶海を使うと便利

茶葉に合わせた蒸らす時間が過ぎ茶壷から茶湯を茶海に移します。茶海の役目として茶壷に茶湯を残さない(この動作で次に入れるときもおいしく飲める)と濃さの均一化(茶湯は最初が薄く最後が濃くなる日本茶より繊細な茶葉が多いためにそのままだと最初に淹れた人と最後の人との茶色が違うことも)

茶海がない時には

茶海がない時には

茶海は必ず使わなければならないものではありません。淹れ方が上手になると例えば三人分淹れるときには、最初の茶杯には1/3淹れ その次には1/2 その次は普通に淹れ そして二番目にまた1/2最後は2/3淹れると濃さは均一になるはずです。このような淹れ方をする場合には茶杯=湯呑の大きさと茶壷=急須の容量しておかないといけません上級者向けです。

工夫茶芸の淹れ方動画

この動画の淹れ方は当店で行っているある一例です。中国茶芸では、地域制・茶葉の違い・道具の違いで変わります。参考程度にご覧ください。 

監修者
荘 慶裕(そう・よしひろ)

台湾と日本の両方にルーツを持ち 中国国内に三カ所しかない茶学部・国立福建農林大学茶学部に短期留学 ホテル、中華料理店、カフェなどでの中国茶カウンセリングや中国茶講座などで活動中