木柵鉄観音
寒い時に合う烏龍茶って何だろう? いつも岩茶や単ソウ茶を紹介してきたが、今日は少し変わった目線で台湾茶の中から”木柵鉄観音”をご紹介
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木柵鉄観音伝説“張”
台湾四大銘茶である木柵観音茶は1896年に張さんが中国福建省安渓から台湾に持ち帰り木柵地区で12株の茶樹を移植に成功し、さらに追加で1000株と鉄観音の製茶技術を確立しました。
木柵鉄観音の名前は木柵=地名 鉄観音=品種 から 木柵は台北市内で地図で言うとこのあたり ※地図はグーグルマップ参照
しかし現在の木柵はというとこの通り 近代化されて茶畑は全く見えません。しかしこの周辺には高地公園や猫空に続く山際みたいなところもあるので、小規模な茶畑があったのであろう。
現在は台北周辺で作られる木柵鉄観音ですが、最近では正統とか枕詞がつくことがあります。
台湾茶及び中国茶も特に烏龍茶品種は仕上げ方が昔て変わってきており、軽発酵=清香(チンシャン)仕上げが増える中 木柵鉄観音はあえて古いままのスモーキーな感じを残した。重発酵=濃香(ノンシャン)仕上げが特徴で 特に”正統”とは濃香仕上げにこだわった、鉄観音です。
私はこの 木柵鉄観音で台湾茶にはまりました。 現在中国安渓で作られる鉄観音も清香仕上げで美味しいのですが、この木柵鉄観音を飲むことで濃香の素晴らしさを感じます。