薬膳と薬膳茶 Part3
それでは薬膳と薬の違いは
先日からの薬膳の続きです。
と書いてきましたが これで終わったしまうとなんか中途半端な感じがして もう少し深く掘り下げてみようかなと・・
これまで上げてきた、飲み物には昔から効果を期待して飲まれていたものが習慣化したと書きましたが、それでは薬膳とお薬の差は何でしょう?
私的には、それは自然界にあるものと、ないものの違いかと。例えばコーヒーに含まれるカフェインを抽出して自然界にない濃さに濃縮するとか 植物の抽出物を同じような化学記号式の石油由来の純度の高いものに作り変えるとか。
本来自然界にあるものを人間の力で凝縮したものを薬と呼び、薬は効果も向上する代わりに副作用も強くなり 服用にも管理監督が必要になります。
かたや薬膳は長い歴史から自分の体質に合うもの想定しそれらの伝統的な食材を食することにより体の体質改善を目指したものです。
薬と薬膳の違い まとめ
体質改善を目指すなら薬膳は有効ですが、すぐに効果は上がりません、長期服用前提
病気やケガには薬が有効的ですが、副作用があるために長期間の服用には管理監督が必要です。
それでは薬膳に全く副作用がないのか?
お茶とは違いますが「秋ナスは嫁に食わすな」という言葉があります、これは体を冷やす効果のあるナス 秋になり体が冷えやすい時期に食べすぎは大事の嫁の体に良くないですよなどの意味です。薬膳は古くからある伝統なので副作用というか、この場合はこのような言葉で言い伝えられます。
また中国では漢方食材にも分類がございます。
上薬:副作用全くない食材
中薬:飲み合わせや量によっては副作用が心配される食材
下薬:副作用がある食材
等の分類があり、一般的に上薬にあたるのは 人参/雲母/甘草/大棗/地黄/五味子/麦門冬/細辛/菖蒲/沢瀉/牛膝/黄連/防風/独活/茯苓/辛夷/龍骨/牡桂/蒼朮/白朮/牡蠣/胡麻/枸杞/蜜蝋/葡萄/橘柚/麝香/等です。
漢方食材を使った料理=薬膳というわけではありませんが、薬膳も組み合わせによって副作用というかこの場合は体質に合わないと言ったほうが正確ですかね そのような場合がございます。
ちょっとこの辺の話は分かりにくいですよね。これは筆者の薬膳に関する知識が足りないせいです、どなたか上手に説明できる方お教えください。
このページのまとめ
薬膳:自然界にある食品を使った食事や口にするもので 体質改善を考え長期的摂取
お薬:自然界にあるものを濃縮したり、石油由来から作られたもので管理監督が必要
この話は長くなりそうなのでまた次 part4 につづきます。
いそがしいあいまに台湾茶・中国茶でちょっと一息 慶光茶荘