最近の接客で挫折したお客様
最近来られたお客様に接客で挫折したお話を少し
一人目のお客様
アフリカのニジェール出身のお客様 お探しは中国緑茶なんですが、煮出して砂糖を入れて飲むという そのお茶を探しているとのこと ウーン最初はアフリカ北部ならチャイのたぐいかと思い紅茶かプーアルではというと 違う中国緑茶ですと。
日本語も少し話されるのですが・・、それとニジェールは公用語がフランス語らしく 全く細かいところがわからない 結局お茶をすすめきれなかった。
少し調べてみると
やっぱり、中国茶のプロとして茶葉があわなかったにしろ、すすめきれないのは悔しいので調べてみました。
するとアフリカ北部~中東にかけて飲むチャイには紅茶ベースと緑茶ベースがあるらしい 紅茶ベースのチャイは知っているが いったい緑茶ベースのチャイとは??
緑茶ベースのチャイはモロッコやニジェール等のアフリカ北部のフランス領だったところで良く飲まれているらしく、実際はチャイと言いながら限りなくミントティに近いものらしい。
緑茶ベースのチャイとは
この時使うベースの緑茶は
ガンパウダー「平水珠茶」
ミントリーフ
砂糖
これらを煮出しで炊きだすらしい
名前を聞いて思い出した 中国でお茶の勉強しているときに聞いたことがあります ガンパウダー これ飲むときは急須で飲むのではなく 煮出したほうが茶葉がひらきやすいですよね
ガンパウダーだったら 中国緑茶 煮出し そう間違いない だけど色がそんな緑色の茶湯だったっけ?
ガンパウダー「平水珠茶」とは
ごめんなさい慶光茶荘で扱っていないので写真ありませんが 平水珠茶 は形状が特殊で火薬に似ているからガンパウダーと呼ばれ 作り方的には緑茶になのですが、実際は茶湯の色などは紅茶に近く、かなり焙煎が強めなので香りも焦げたにおいが特徴ですね。
緑茶に分類されますが、その癖や茶湯の色から紅茶の専門店でも売っていますね。
ちなみにこのガンパウダー中国や台湾・香港・広州あたりで飲んでいる人はあまりいません。 売っているのは確か香港で見たことはありますが・・・基本的には中近東向けの輸出用の茶葉ですよね。
知っていたのに
そうそうガンパウダーは外見が特徴的で 形状も団形と特殊 たしかに緑茶製法で作られていますが、味的には緑茶のイメージではない。 うまく説明できずにプロとしての修行が・・・
だって最初に緑茶と言われて 茶湯の色は?と聞いたら緑と答えるし ガンパウダー単体ではありえないし
多分あのお客さんが言っていたのは ミルクなしのミントとガンパウダーを一緒に煮出したものだろう。
二人目のお客様は次回
ちょっとガンパウダーの話が長くなったので 二人目のお客様のケースはまた次回(というかまだ答えが出てないので) 英語とカタコト日本語でも難しいのに 仏語とカタコト日本語では完全にお手上げでした。
あの時のお客さん もしこれを見る機会があったら今なら説明できるのでー まあ慶光茶荘ではガンパウダーは扱っていませんが。