黒茶=普洱茶の勘違い
普洱茶は地名から
最近来店されるお客様でプーアル茶=黒茶と思われ、健康目的で更なる上級のプーアル茶としてのプーアル生茶を探す方が時々いるのですが・・・
普洱生茶は雲南省普洱県で作られているだけで黒茶ではありません
黒茶の定義とは
黒茶に共通する部分とは”握推”という作業工程があるかないか
この握推という工程は 黒茶|発酵の力 を読めばわかると思いますが、この作業工程が一般的なお茶と違った黒茶独特の発酵パワーを生み出すのです。
だから黒茶=プーアル茶ではない
ですから黒茶の条件は握推工程を経て作られたお茶の事で
雲南省 普洱茶熟茶 「普洱」は集散地の地名による。
広西自治区 六堡茶 「六堡」は生産地六堡郷の名前から。
四川省 唐磚茶 チベットなどで唐からレンガのお茶の意
湖南省 茯磚茶 茯は暑いの意味で、暑くないと握推が出来ない
有名な黒茶はこのようなところでしょうか?
慶光茶荘ではプーアル生茶をなぜ扱っていないのか?
まあこれは、私の思い込みもあるかもしれませんが・・普洱茶以外にも生茶仕上げは烏龍茶にもございます。しかし
- 生産現地で飲むのは良いのですが、日持ち劣化が激しい
- 仕上げをしていないので商品の均一性に欠ける
- 生茶は緑茶や白茶等に近い存在であるが、他にも緑茶や白茶はたくさんある
これらの理由により 輸入して 検査して お客様に届けるのに 品質が保てない ですから取り扱いしないのです。
それではなぜプーアル生茶を押しているお店があるのか?
もちろん雲南省と民間企業は日々 新しい高品質で美味しいお茶を研究し販売しています。
雲南省の茶葉の雰囲気を味わうならば、きちんと保存されている普洱生茶は最適です。
ですから、雲南省などとゆかりの深いお店は 生茶押しするところあるでしょう。
まとめ:黒茶=普洱茶の勘違い
普洱茶は雲南省普洱県で生産されたのでその名前がついています、普洱県では日々茶葉や製法の改良も進んでおり、雲南大茶葉などを使ってのの様々な仕上げ さまざまな種類(六大茶分類的)が作られており それらすべてが=普洱茶なのです。
ですから普洱茶はとても有名ですが、すべて黒茶と言うわけではございません。
追伸
7月27日(土)は第四土曜日なのでお店開いています。
慶光茶荘では第二・第四土曜日は10時から18時まで営業しています。