中国茶の探し方
昔どこかで飲んだ中国茶を探すお手伝い
中国茶を探す場合ご自身でネットで探すもの良いでしょうが、慶光茶荘に中国茶を探しに来る方もいらっしゃいます。商品名だけ来られる方もいれば、茶葉だけを持ってくる人も 経験上少しでもお茶が残っていればそれを確認して同じ茶葉か似た茶葉を紹介できますが、すこし探しずらい例を交えて書いていきます。
思い出系
先日のお客様は小学生のころ学校交流会で行った広州で飲んだ“烏龍茶”が忘れられないといろいろ聞いてとりあえず、”高級烏龍茶”をお勧めしてこれを飲んでから自分のイメージとどう違うか聞かせてほしいと伝言しました。
烏龍茶をお探しの場合
烏龍茶と言われても様々な種類があります、もし産地が分かればかなり絞れるのですが・・
福建省北部の岩茶系
福建省 北部の烏龍茶は岩茶が有名です 一般的に茶色が強く(発酵が高め)茶葉も力強さがある茶葉が多いです。
福建省南部の鉄観音系
福建省の南 安渓は鉄観音を代表とする 安渓四大銘茶の産地 発酵は控えめで茶葉の揉捻形状が強いのが特徴です。
品種によっては二毛作される場合もあり標準時の春茶と冬茶で印象が変わります、一般的に春茶は味が強く冬茶は味穏やかだと言われています。
台湾の烏龍茶
中国安渓から製茶の技術が伝わってのが台湾茶のはじめです。現在台湾では古式製茶方が見直されっつあり少し変化が激しいです。
烏龍茶も四大銘茶から新しい品種も生まれています。
烏龍茶と言われても
と大きく分けても三カ所の有名産地があるし、もちろんこれら以外の産地の烏龍茶もあります。
今回の場合はとりあえず広州で飲んだと言われたので輸出品番もつくオーソドックスな烏龍茶品種である色種=弊社の”高級烏龍茶”をお勧めしたのです。
上記のように中国茶には様々な種類がありますが、同じ名前でも購入場所・お店・仕上げ・季節など様々な事情で商品名が同じでも似て非なるお茶があるのです。
名前系_同名編
次の例を見ていきましょう
一般的な桂香烏龍茶
すこし発酵が高めの茶葉で桂香=金木犀にも少し焙煎した雰囲気があり 少し味強めです
高級な桂香烏龍茶
醗酵が浅いタイプの茶葉で桂香=金木犀も自然な状態です ベースのお茶はやはり発酵浅い雰囲気です。
発酵浅いと味も控えめで香重視のしあげです
同じ名前で製法違いの烏龍茶
見た目外観からして違います。
もちろん茶湯色も違います
桂香烏龍茶で商品を探すとこのような事がございます。
だって商品名は同じなのですから。
あなたの探していた桂香烏龍茶はどちらだったのでしょう?
名前系_オリジナル編
また名前をオリジナルで付けている場合
お客様は”香片”と書いてあるお茶が欲しいと来店されました。”香片”はオリジナル名ではありませんが茉莉花系に使われる代名詞ですね。
一般的な茉莉花茶はこのような形
しかしお客様が持ってこられた缶の中にわずかに茶葉が残っているので見せて頂くとこれは”茉莉小龍珠”
小龍珠はこのような形
良かったですね、茶葉が少しでも残っているとですから同じものを提案しました。
まとめ:少し例をあげながら解説させていただきました。
お客様のご希望に合うお茶を探すのは難しいからこそ やりがいがあります。
あなたも、もし昔飲んだあの中国茶をと思われたら 慶光茶荘にご来店ください。