茶外之茶

いろいろな花茶のイメージ
茶外の茶という分類
茶外之茶とは 六大茶分類からは外れ お茶の茶樹以外から作られる お湯で抽出する飲み物全般のことを言います。
嗜好品であるお茶と比べると健康や美容などを意識したものが多く見られるのも特徴です。
またこれらの茶外之茶はカフェインを含ままないものがほとんどである。
花茶
これらは、花だけで作られたものです。一般的には菊・薔薇などが一般的です。もちろん花を乾燥させただけのものなのでカフェインなどの渋みはありません。
花茶の淹れ方
使う花の量は任意です。ご購入店で問い合わせましょう また淹れる湯の温度は100度です。これは高温で淹れたほうが香たち またカフェインを含まないので苦みも出ないためです。
花+茶葉
花+茶の代表的なものが茉莉花茶(ジャスミン)です。この花+茶の場合はベースとなる茶の種類を見極めるのが大切になってきます。
一般的にベースとなるお茶は緑茶・紅茶が主流です。
また花+茶の場合 ただ花を混ぜるだけではなく吸着という工程でお茶に香りを吸わせいる茉莉花茶のように花の香りが長く続くのが特徴です。
花+茶葉の淹れ方
前述の通り 花+茶の場合 淹れ方も茶が何に分類されるかによって変わってまいります。ベースのお茶が緑茶に近いと 緑茶の淹れ方で温度管理必要が出てきます。
ベースのお茶が紅茶に近いと温度は100度でOKです。
またこの時の緑茶には一般的な炒青ではなく蒸青で仕上げてる場合もあります。
少ない量から試して自分で淹れ方を見つけるか 購入店舗で聞いておくのをお勧めします。
工芸茶
工芸茶はその名の通り 茶葉と花を手作業で結んで 見て良し 飲んで良し 香り良し と茉莉花茶の進化系と呼べるお茶です。
1990年代後半中国でもギフト用として作られています またその生産地は福建省です。
使われる花はジャスミン・菊・牡丹・千日紅・ユリなど様々です。使われる茶葉は一般的には炒青した緑茶が中心で一部に白茶・紅茶が使われます。
工芸艶の淹れ方
工芸茶の淹れ方は茶葉を入れて100度のお湯を注ぐだけ。それだけですが三回ぐらい飲んで色が出にくくなっても捨てずに 飾るのもありかも
※お湯の温度が低いとお茶が開ききらない場合もございます。
薬樹茶
これらを薬樹茶とまとめていますが、お茶の樹以外に昔から薬効を求められて飲まれているもので、使用される部位には様々なものがあります。
例えば
- 甜茶:バラ科の植物の葉
- 杜仲:杜仲樹の皮
- 鬱金:生姜の種類で根茎の乾燥し粉末に
またこれらのお茶はカフェインなどを含みませんが 薬効による向き不向きがあるので これらを選択する際には専門店で相談してからのほうが良いでしょう。
薬樹茶の淹れ方
これら薬樹茶はカフェインなどがないので煮出して濃くなることはあっても味に大きな変化はございません。
煮だしたほうが成分が抽出されますので煮出して飲むことをお勧めします。
茶外之茶まとめ
日本では、お湯で抽出したり煮出したりして飲むものはすべて お茶 と呼ばれています。この茶外之茶を日本で飲むお茶の概念に置き換えると
- 茶:玉露・煎茶・番茶・茎茶
- 茶外之茶:麦茶・ハト麦・ドクダミ・ハーブなど等
淹れ方で
- 茶はカフェインを含み嗜好品でカフェインがあるために抽出時に湯温の管理が必要である
- 茶外之茶はカフェインを含まず抽出時に温度管理不要で煮出したほうがよく抽出されます
ブレンドすると
茶と茶外之茶をブレンドした場合の淹れ方は茶の方に合わせます。
最後に
六大茶分類では仕訳できないものを茶外之茶と言いますが、花 花+茶 果物 根 茎等をベースにしたものこれは本当にいろいろなものがございます、これはあくまでもお茶を淹れるための分類です 種別や区別ではありません。