お茶の効果
お茶の効果
お茶の種別
まずここで言う「茶」とは日本茶・紅茶・中国茶のベースであるチャノキ科のカメリアシネンシスから作られるものである。
麦茶やごぼう茶・杜仲茶などは茶とはつくが、これらの茶の意味は”苦いもの”の意であり、正確にはお茶の樹をから加工されたものではない。
日本では、湯で抽出した飲み物にはすべてお茶との名称を付けています
- 茶:チャノキ科のカメリアシネンシスから作られる
- 茶以外之茶:湯で抽出したものの総称
が、ここでは1.茶:チャノキ科のカメリアシネンシスから作られる ものについての「お茶の持つ効果」を書いていきたいと思います。
お茶はなぜ飲まれるようになった
お茶(チャノキ科のカメリアシネンシスから作られる)には様々な効果があると言われていますが、お茶は最初は飲むのでなく噛んで摂取していました。これは紀元前の伝記を集めた薬草辞典「神農本草記」に載っていたことです。
その後 文化が発展し お茶を飲むようになったのは始皇帝の時代(紀元前259年2月18日 – 紀元前210年)と言われていますがこの時は限られた一部の人々だけがくすりとして飲んでいたみたいです。喫茶養生の時代
本格的な喫茶文化が始まるには、その後の唐の時代(618年-907年)と言われています。
この唐の時代にはお茶のバイブルとも言われる陸羽著「茶経」(733年-804年・780年に茶経を完成)が発刊されました。
これを機にお茶は薬から 喫茶養生の時代を経て 文化として発展していったと言われています。
お茶の茶葉が持つ基本効果
それではお茶(チャノキ科のカメリアシネンシスから作られる)の効果とはどのようなものでしょう。
茶葉自体が持つ8つの効果
お茶の葉にはタンニン(ポリフェノール・カテキンなどを含む)・ビタミンE・フラボノイドが豊富で以下のような効果がございます。
- 血管を柔らかく
- 抗炎症作用
- 毒素分解
- 抗菌・抗ウィルス
- 虫歯予防・歯の保護
- 口腔衛生
- 細胞変異を抑える
- 心をリフレッシュ
仕上げ方による効果のちがい
茶葉の持つ基本的な効果は前述の通りですが、現代ではお茶を加工することのよってその特徴が変化します。
緑茶と紅茶の違いは
一般的に発酵が浅い(酸化酵素を不活性化)緑茶は緑色のまま 発酵が深い(酸化酵素の働きで十分に発酵させた)紅茶は赤く変色します。
発酵具合の違いにより茶葉に含まれるタンニン(ポリフェノール・カテキンなどを含む)が変化します。
このタンニンの変化によって 上の8っの効果を強くなったり・弱くなったりで発酵のよる特徴にも変化が生まれます。
共通する淹れ方
茶:チャノキ科のカメリアシネンシスから作られる には、仕上げ発酵の具合で効果や色が変化することを書いてきましたが、こと淹れ方に関しては大きな違いはございません。
基本は
- 茶葉:湯=1:50
- 湯温:100度以下(煮出さない)
のがすべてのお茶に共通する淹れ方ですが、これもまた仕上げ発酵の具合でより特徴を出して美味しく飲もうとすると茶葉と湯の比率を変えたり 湯温を下げたりします。
ただ チャノキ科のカメリアシネンシスから作られる茶葉を煮出すことはありません。
まとめ お茶の効果
日ごろから飲んでいるお茶は はるか紀元前から体に良いと言われ これらが民衆に流行して喫茶文化が形成されました。
この茶葉からお茶を飲むことは、昔はとても贅沢な事であり、お茶の持つ様々な成分を無理なく摂取するのが喫茶養生でもあります。
なんでも 飲みすぎは良くありませんが お茶を適度に適量を飲むことで様々な健康効果があらわれるでしょう。
下のリンクに健康面からのお茶の選び方を参考にして下さい。