烏龍茶専科
烏龍茶専科
この烏龍茶専科は産地の違いの広い烏龍茶を深堀して産地別の特徴や味を追求していく講座です。基礎講座では六大茶を中心に茶葉の事を探ってまいりましたが、こちらの専科では烏龍茶に特化した講座となります。
烏龍茶の代表する産地を毎回テーマを決めて試飲をメインで進めていきます。
受講条件
事前に「基礎から学ぶ中国茶」を受講しているのが受講条件です。
受講料
月1回、受講料全6回分30,000円(税別・茶器貸出・茶葉を含みます)
講座
一コマ(約1時間半)×6回
定員
2名まで ※人数はご相談ください。
弊社上級インストラクター。
烏龍茶専科の内容抜粋
烏龍茶専科
慶光茶荘
社外秘
2018OCT改定
始めに
私たちが中国茶・台湾茶を語る上で避けてと通れないのが烏龍茶であるが、烏龍茶にはどのような定義があるのであろう?この烏龍茶専科を受けるにあたって皆様は六大茶分類については理解している(慶光茶荘初級講座内容)とは思いますが、上手に青茶と烏龍茶の関係を理解できているでしょうか?
まず、六大茶分類は1978年中国安徽農業大学教授の陳椽(ちんてん)氏によって提唱されました。六大茶(「緑茶」「白茶」「青茶」「紅茶」「黄茶」「黒茶」)の趣旨はそれまでに数千に増えた中国茶を茶葉の発酵具合で六種類に分類することにより、淹れ方も理解できやすいと考えました。
六大茶分類はいわゆる茶葉を使ったもので、茶葉以外のお茶(麦茶や杜仲茶・ハーブなど)は「茶以外之茶」として分類します。
これらの前提として、茶葉から淹れられるお茶はカフェイン・カテキンを含んでいて淹れ方を間違えるとお茶の味に変化をもたらします、「茶以外之茶」はカフェイン・カテキンを含まず、淹れるというより抽出するので濃淡の差はあるも味に変化はもたらさないことからも「茶以外之茶」として理解できると思います。
青茶と烏龍茶とは?
青茶は六大茶分類の初期に使われた言葉で茶葉の発酵具合を表します、かたや烏龍茶とは製法や品種を表す言葉です。現在、中国では六大茶分類でも青茶=烏龍茶という解釈になっています。
烏龍茶の作り方
- 摘採(採茶=ツァイチャー)
烏龍茶は芽が若いと苦みが強くなるため、日本の生葉摘採よりも出開き度の大きい葉を摘みます。
- 日干萎凋(晒青=シャイチン)
晴天時は天日にさらし、初期の発酵を進めます曇天時茶摘採はしません。
- 室内萎凋(涼青=リャンチン)
日干萎凋で発酵の微調整、また発酵が進むと茶葉の温度が上がるため、室内の棚に静置して冷やします。・・・・・・
まとめ:烏龍茶専科
烏龍茶は発酵の範囲が広く また生産地や品種が限られており お茶の中でもジョーカー的な存在で烏龍茶を知れば”発酵”がより詳しくなるかも
日本では一番有名な中国茶かもしれませんが、実際の生産量は少ないんです。
あなたの烏龍茶に触れる機会として この烏龍茶専科をご利用ください。