プーアル茶の成分指標 アルカリ度とは?
プーアル茶の成分指標 アルカリ度とは?
慶光茶荘のプーアル茶の説明でアルカリ度が68.5度と書いていますが、このアルカリ度とは何ですか? と質問を頂きましたので、ちょっとアルカリ度について説明いたします。
アルカリは意識して調整はできません
本来人間の体の通常㏗7.35以上 ㏗7.7以下のアルカリ性状態で無意識に調整されています。
外に触れる代謝部分になるに従い㏗値が落ちていきます(酸化がすすむ)
本来 バランスよい食生活からアルカリ成分を抽出し体の酸化を防ぎます、しかし酸性食品ばかり食べ続ける体の㏗調整機能に負担がかかり、いわゆる生活習慣病になってしまします。
※アルカリは外部補給でしか体内に残すことはできません。
㏗とアルカリ度の違い
アルカリ指標とされる㏗とは水溶液(さまざまなミネラルが水分に溶けている状態)の段階で測定できるものです。
これをコンクリートにたとえると
㏗=コンクリートの強度
それに対してアルカリ度とは人体の㏗のもとになる様々なミネラル成分(カルシュウム・ナトリウム・カリウムなど)の量を表します。
アルカリ度=コンクリートの原料
コンクリート原料に水と混ぜるとコンクリートになります。 コンクリート原料の量や割合を増やしますとコンクリートは強度が増します。
アルカリ度とはコンクリートに混ぜる原料の量を表しています。
コンクリートの強度のより強くしようと思えば、コンクリート内のアルカリ度を高める(ミネラル成分をふやす)ことが必要です。
人間は食べ物からアルカリを摂取する
ちなみに一般的なお茶類は、それ単体で㏗測定すると酸性反応を示しますが、お茶を体内に入れことにより、お茶の水分は体外に排出され結果 お茶に含まれていたミネラル成分だけが体内に残ります。
それら人間の体に残ったミネラル成分量がアルカリ度と呼ばれます。
アルカリ成分は口に入れたものを人体で水分と分離させることにより残ったものからしか補給できません。
アルカリが足らなくなると、どうなる? その逆は?
もし外部補給からのアルカリ量が足らなくなると、体のPH管理が難しくなり腎臓に負担をかけ、尿酸値の上昇・腎臓の疲れ・免疫力の低下・疲労感・脱力感等を感じるようになります。
アルカリ性食品を食べすぎるとどうなるのか?
アルカリ性食品を多少多めに食べても問題はありません。
なにせ現代人には不足しているのですから、しかしなんでも食べすぎはよくありません。
過度のアルカリ度の高い食品を採ることで、体内にさらに多くのミネラル成分が残ることになりますが不必要な分は腎臓を通して排出されます。
口にしたミネラル成分がそのまま体の㏗に直結するのではなく腎臓の調整機能を通して体の㏗は安定しています。
結局 食はバランスなのです。
※腎臓などの働きの関係で体がアルカリに偏ると痙攣などを引き起こすことがあります。
それでは何故いま アルカリ性食品が見直されているのか?
食事のバランス改善のためのアルカリ性食品
昭和30年代食事の食生活が見直されているのをご存知でしょうか? この時代の食事バランスが日本人の体調管理には合うそうです。
しかし現代では”魚・肉・卵”の割合が高く また主食の穀物類これらは酸性食品なのです。そう考えると現代の食生活が乱れているのが想像できるでしょう。
その食生活のバランスを取るのがアルカリ性食品であり自然界から吸収されるミネラル成分なのです。
人間の歯から見る食品割合
人間の歯は全部で32本あります、内訳は、
- 臼歯(きゅうし)(食物をすりつぶす歯)20本
- 犬歯(肉をかみ砕く歯)は4本
- 門歯(野菜を噛む歯)が8本
この歯の本数に応じた割合で、肉や野菜の量を摂るのが理想です。
そうなると、食事全体の
- 85%を穀物や野菜類
- 15%を魚、肉、卵などのたんぱく質
が理想的ですが、これを読んでいるあなたの食生活はどうでしょう?
まとめ:アルカリ度とは_プーアル茶の成分指標
㏗とアルカリ度の関係は、かなり様々な分野を通しているので話がわかり難かったらごめんなさい。
シンプルにまとめると
- ㏗とは人間の体のバロメーターを表す数値で適正値があり、低くてもダメ高くてもダメ。
- 人間の体では酸は育成されるも、アルカリは育成出来ない。
- アルカリ度とはミネラル量を表す単位であり、食べ物や飲みものが人体で濾されることにより残ったミネラルがアルカリ成分の元になる