プーアル茶のカフェイン量は?
プーアル茶のカフェインは?
すべてのお茶にはカフェインがある
茶葉から作られる、すべてのお茶もちろん日本茶や紅茶に含まれるカフェインは中国茶にもございます。
ですから、プーアル茶にもカフェインはあります。
しかし、プーアル熟茶は一般的な茶葉の加工工程と違うために、カフェインが少なめとか言われます。
プーアル茶と他の飲料とのカフェイン量比較
それでは、プーアル茶と他の飲料のカフェイン量を比べてみるとどうなのでしょう。
一般的なプーアル茶のカフェイン量は気になるところです 他の飲料と比較してみました。
種類 | カフェイン目安100mlあたり |
玉露 | 120mg |
コーヒー | 60mg |
コーラ | 22mg |
煎茶・紅茶 | 20mg |
プーアル茶 | 15mg |
どうでしょうか? プーアル茶が一般的な飲料と比較した場合
玉露の1/8、コーヒーの1/4、コーラ、煎茶、紅茶の2/3程度とかなり低いのがわかります。
中国茶の仕上げの違い(六大茶分類)によるカフェインは
中国茶は茶葉の品種の違いもございますが、茶葉の仕上げ方にも違いがございます。
数千とも言われる中国茶を入れ方別に種類わけをした六大茶分類と言われる考え方があります。
これは茶葉の発酵具合とその製法でお茶の入れ方に違いがあるからと言われています。
上の図では発酵の割合で低醗酵→高醗酵の順に並んでおり
緑茶→白茶→黄茶→青茶(烏龍茶)→黒茶→紅茶
となっています。
これをカフェイン量の少ない順で並べると
紅茶→黒茶→青茶(烏龍茶)→黄茶→緑茶→白茶
と発酵がすすんでいるお茶の方がカフェインは低めに出ています。
結果、中国茶には品種の違いはございますが製法の違い(六大茶分類)がカフェイン量に影響を与えます。
- 低醗酵=カフェインが多い
- 高醗酵=カフェインが少ない
と言えます。
カフェインの良いところ・ダメなところ
カフェインのすべてが悪いわけではありません。
もしあなたが少し疲れたときに飲む飲料にカフェインが入っていなければ味がさびしい、物足りないと思うかもしれません。
もちろんカフェインの採りすぎは良くありませが適度に飲まれるのにはあまり気にしなくてもいいかもしれません。
下にカフェインの良いところ(作用)・ダメなところ(副作用)をまとめました。
カフェインの様々な作用 | ||
内容 | 作用 | 副作用 |
覚醒 | 興奮作用 | 不眠 |
利尿 | 腎臓に働き 利尿のうながす | 鉄分吸収の阻害 |
筋肉 | 疲労回復 | 血行不良 |
胃 | 消化促進 | 負担増加 |
血流 | 血圧を上げる | 貧血 |
これらの事から、カフェインは成長途中の子供や妊娠中にはあまりお勧めされませんが、カフェインがすべてに悪いわけではなく 適量を摂取することで良いこともあり 飲みすぎることで悪いこともある 適量が大切なのです。
それでもカフェインが気になる方にノンカフェイン
プーアル茶において長期熟成醗酵した茶葉は 中国茶の中でもカフェインが少ないのですが、中にはノンカフェインで入れられるプーアル茶もございます。
上記は一例ですがご参考ください。
これで見ると0.01g/100gが検出限界で検出せずとありますね、これはあくまでも慶光茶荘のプーアル茶16年発酵に関する検査結果で、すべとのプーアル茶や他社様での類似品はその限りではありません。
気になる方はプーアル茶をご購入いただいた販売店にお尋ねください。
まとめ:カフェインとプーアル茶
茶葉から作られるプーアル茶にはカフェインは含まれます。
一般的な嗜好品と比較してプーアル茶のカフェインは少なめです。
中国茶の中ではプーアル茶=黒茶の製法により、他のお茶に比べるとカフェインは少なめに仕上がります。
プーアル茶葉原料の選別さらに手を加えることによりカフェインが抽出されにくくノンカフェインのプーアル茶も市場には存在します。