プーアル茶の歴史 普洱茶の始まり

プーアル茶の歴史 普洱茶の始まり

プーアル餅 茶葉古道

普洱茶は偶然が重なってできた。

今では普洱茶=黒茶の印象が強いですが 最初の雲南省で作られた茶葉は緑茶でした。

普洱茶(黒茶)が生まれたきっかけには様々な偶然が重なりがあります、特に中国における王命とその当時の時代背景の交易路この二つがなければ普洱茶(黒茶)はできなかったのではないでしょうか?

茶葉古道の厳しい環境が生んだ普洱茶・黒茶

茶葉古道

王安朝改革以降、普洱茶は簡易包装でも変化が少なく輸出や貿易に最適な茶葉として認知されチベット・ミャンマーや中国広東省などに広がっていきました。

茶馬古道という言葉を聞いたことがありますか?

これは中国雲南省大理からうまを使っての交易路 別名「山のシルクロード」と呼ばれておりチベットを通過してインドまで行ったと言われています。

茶馬古道 緑茶が馬に揺られて黒茶=プーアル茶になった

茶葉古道

雲南省の大理を出発してチベット方面に行く馬の背に乗せてに出荷される茶葉は、出発時には緑茶に近いものが竹の皮に包まれチベットの山を馬の背に揺られて行く途中にチベットの乾燥した昼の空気と夜の夜梅雨で湿気を呼吸のように繰り返し 自然的二次発酵し黒茶=普洱茶になったと言われています。

西蔵(チベット)で飲まれる黒茶=普洱茶は標高の高い地方特有の羊のバター(ギー)や羊乳合うことから 雲南省でも人の手で黒茶・発酵茶が作られるようなりました。

王命による普洱茶

お茶を飲む皇帝

普洱茶の始まりとして、もう一つ言われるのが 茶葉が体に良いものだと流通されるようになりましたが、良いものだとなると価格が上がり 民衆から不満が高まってきます。

王命による蒸茶の禁止

茶葉があまりに高く 最後にはお茶と馬を交換するようになりました これに対して 民衆の不満を抑えるために1074年王安朝改革が発令され この中に、チベット馬と茶葉の貿易不均衡を是正するとの理由から茶葉を安価に生産できるよう蒸茶(設備が必要)から炒茶(設備が簡易化できる)への生産方法変更がお命じになったと言われています。

緑茶以外の種類の派生

さて蒸茶から炒茶に変わり お茶の特性も変わります。

緑茶以外で最初に生まれたのが黒茶と言われています。

茶葉古道を通して知られていた 黒茶の特性を生かし 保存のきく黒茶の生産が中国周辺部で始まります。

まとめ プーアル茶の歴史 普洱茶の始まり

プーアル茶を淹れる

お茶の歴史を紐解いていくと歴史上の最初の茶葉の作り方は緑茶を指しています。

中国での茶葉の高騰などがあり 王命で茶葉の仕上げ方が変わったあとにプーアル茶=黒茶が出来てきたと言われています。

普洱茶=黒茶は仕上げ方の変わった緑茶がチベットなどの高山で乾いた空気にさらされて独特の発酵から生まれたと言われています。

今では普洱茶=雲南省普洱県で作られる茶葉の総称になっていますが、最初の普洱茶=黒茶は 今でいう普洱熟茶の事をさします。

監修者
荘 慶裕(そう・よしひろ)

台湾と日本の両方にルーツを持ち 中国国内に三カ所しかない茶学部・国立福建農林大学茶学部に短期留学 ホテル、中華料理店、カフェなどでの中国茶カウンセリングや中国茶講座などで活動中

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