プーアル茶と日本茶の違い(原産地・材料編)
プーアル茶と日本茶の違い
プーアル茶は何から出来ている?
プーアル茶の原料となるのは 日本茶と同じ茶葉からで品種や製法に違いがございます。
茶葉は
一般的にプーアル茶に使われる茶葉は雲南大葉樹 成長すると写真の通りかなり大きいのですが、実際には成長時の芽や葉などが原料になります。
もちろん雲南大葉樹はツバキ科のカメリアシネンシスの品種であり、日本茶に仕上げられる”やぶきた”や紅茶品種”ウバ・ダージリン”との兄弟品種です。
ですから同じ茶葉を使っているかと言えば、使っていると言えば言えますが 全く同じではありません。
原産地は
プーアル茶の原産地は雲南省普洱県(プーアル県)で周辺の雲南省から貴州省にわたる高原は、世界最古の茶葉の自生地としてギネスブックにも載っています。
「お茶の木は南方から来る」茶聖 陸羽の言葉ですが 雲南省は温暖で高地の茶葉の育成条件に適した環境です。
省都 昆明は標高2000mにある一年中乾燥した春のような気候です。
現在でも雲南省では様々なところで茶葉が生産されています、また雲南省では花やコーヒー・タバコなどの様々な嗜好品が生産されています。
製法の違いは
上の表で見ると一番左が日本茶で一番右が黒茶=プーアル茶です。
黒茶=プーアル茶には握推という強制的に二次発酵させる工程があり その工程がプーアル茶独特の後発酵茶らしさを生みだします。
まとめ プーアル茶はと日本茶の違い
プーアル茶と日本茶の違い(原産地・材料編) プーアル茶は日本茶や紅茶と同じツバキ科のカメリアシネンシス、お茶の木から出来ています。
品種でいうと、最古の茶樹群のある雲南省の古い茶樹品種・雲南大葉種から作られるのが一般的です。
ちなみに日本茶の主力品種はカメリアシネンシスの「やぶきた」と言われる品種です。
日本茶と比較すると原料は同じ茶葉ですが品種が違います。
プーアル茶の雲南大葉種などの茶樹の木は、私たちが日本で見る茶樹のイメージと違い野生樹では3m~4mと大きく 栽培種でも2m程度の高さがあります。
また普洱茶=黒茶独自の握推(二次発酵工程)を経ることにより茶葉が独自の発酵された状態になるのです。