プーアル茶を買うその前に
プーアル茶を買うその前に
プーアル茶には様々な種類があります。
たくさんあるプーアル茶の中から選ぶ
プーアル茶を飲んでみようと思われる方には、味でプーアル茶を選ばれる方、健康面でプーアル茶を選ばれる方 なにげにプーアル茶を飲んでみたいと思われる方等いろんな方がいらしゃると思います。
ぱっとネットで見ても値段もピンキリ 高いものが本物っぽいと思われる方、やすいにこしたことがないと思われる方。
あなたが必要とするプーアル茶に出会えていますか?
この「プーアル茶のすべて」では、あなたが望んでいるプーアル茶との出会いのお手伝いをできればと。
最初にプーアル茶の定義とは何にでしょう?
- 原料はもちろん茶葉である
- 雲南省産である
- 製法からは握推(二次発酵工程)を経ている茶
- 黒茶全般
以前はこれらすべての定義を全てクリアーしたものがプーアル茶と呼ばれていましたが、今では茶葉の良さや特徴を出すためにこの条件を一つでもクリアーしているとプーアル茶として販売されることがあります。
プーアル茶をダイエット・健康目的で飲むなら
プーアル茶はなぜ?ダイエット・健康目的で飲まれるのでしょう? それは”茶”でありながら他のお茶とは違った様々な効果があるからです。
- カフェインが茶葉から作られるお茶の中では低め
- アルカリ度が高め(一般的な茶葉は酸性が高い)
- 発酵食品である
- お茶として油落としに最適である
これらの理由によりプーアル茶は全世界でダイエット目的の健康茶として飲まれています。
プーアル茶を味で求めるなら
プーアル熟茶の味を楽しむ
プーアル熟茶は先ほども書いた「握推」という過程を経て作られたプーアル茶で、昔は土の中で数年間寝かせるなどの工程を過ごしていたのですが、いまではそれ相当の「握推」を強制的に短時間で済ませた茶葉が主流です。
日本で販売されているプーアル茶の何年物という表記がありますが、これは昔の握推では何年かかったプーアル茶の茶葉と同内容で仕上げましたという意味でプーアル熟茶の品質の目安になります。
プーアル茶は、発酵が浅い状態が一番発酵臭が強く、あのプーアル茶独特の香りとなっています。そこからプーアル茶の発酵が進むにつれて、麹菌酵素(こうじきんこうそ)が増加し、香りを抑えアルカリ度も向上するため味もまろやかになるといわれています。発酵年数が長いプーアル茶のほうが生産にも手間がかり希少性があるため値段も高めです。
プーアル茶の生茶
プーアル茶は「握推」という工程をへて作られた熟茶とプーアル茶葉のフレッシュさの生茶と大きく分かれます。
単純にプーアル茶葉を味わいたいなら生茶も選択肢にないって来ますが、生茶の文字通り生な分 劣化も激しいので生産地(この場合は雲南省)で飲むならありですが、輸入されて高額のものを生茶だからと購入するのは正直お勧めしません。
プーアル生茶は変化が激しいのです。どんなにきちんと保管しても飲みだしたら最初の状態から発酵が進んでしまいます。
ですから、その変化も含めて味わうのが大切です。 上手に自分の手で発酵させたプーアル生茶がどのように味が変化するのか? それらも含めて味を楽しむのがプーアル生茶なんです。
プーアル茶は値段が高ければ美味しいのか?
プーアル茶も含めて、嗜好品的と呼ばれる茶葉は高ければ美味しいのかといえばそうとも言い切れません。嗜好品は有名で生産量が少なければ値段は高めに設定されますがそれが自分に合うかどうかは飲んでみなければわかりません。
私的にはどのような嗜好品であれ、あくまでも美味しさを決めるのはその時の自分であり 経験を積むことにより、そのおいしさの基準が変わることがあります。値段は美味しさの要素でありますが、すべてではないと思います。
ですからプーアル茶は値段が高ければ美味しいのか?という問いには、私はNOと答えます。
まとめ プーアル茶を買うその前に
色々書かせていただきちょっとわかり難くなってしまいましたが、要は
- 健康目的でプーアル茶を飲むなら 握推工程を経た発酵長めのプーアル茶がお勧め
- 美味しさ目的で飲むなら プーアル茶全般ローカフェインで独自の発酵香とスッキリ感の違いを楽しむ
- プーアル生茶とは? 茶葉をストレートに味わう またお手元で進む熟成発酵での味の変化を楽しむ
上記三点を参考に選んでみたらいかがでしょうか?