花茶 中国茶の分類
花茶
花茶と茶外の茶
茶外之茶とは 六大茶分類からは外れ お茶の茶樹以外から作られる お湯で抽出する飲み物全般のことを言います。
もちろん花茶もこの茶外之茶に分類されるますが、私自身は「茶+花」=花茶と「花のみ」=花茶は別の入れ方が必要になると思いますので分類も分けるべきものだと思います。
花茶という分類
花茶とは
- 茶葉+花
- 花
で作られたお茶の事を言い 中国茶の中でも、かなり範囲が広いです。
範囲が広いゆえに美味しく入れるには、ある程度中国茶の入れ方の知識が求められます。
このページではジャスミン茶(茉莉花茶)を代表とした「茶葉+花」で作られる花茶を中心に書いていきます。
花だけを使った茶以外の花茶はコチラから
ジャスミン茶 茉莉花茶
花+茶の代表的なものが茉莉花茶(ジャスミン)です。この花+茶の場合はベースとなる茶の種類を見極めるのが大切になってきます。
一般的にベースとなるお茶は緑茶・紅茶が主流です。
また花+茶の場合 ただ花を混ぜるだけではなく吸着という工程でお茶に香りを吸わせいる茉莉花茶のように花の香りが長く続くのが特徴です。
ジャスミン茶(茉莉花茶)の作り方は下記を参照ください。
ジャスミン茶(茉莉花茶)の仲間
ジャスミン茶の仲間にはジャスミン花の香りを移した茶葉での形状違いや、その他の花の香りを移した茶葉があります。
形状違いでジャスミン花の香りを吸着させる茶葉の仲間には、形違いで小龍珠・女児珠・さんぴん茶などがございます。
ジャスミン花以外での花の香りを移したものですと 千里香(沈丁花)・桂香茶(金木犀)・蓮の花茶(ベトナム)等が有名です。
工芸茶
工芸茶はその名の通り 茶葉と花を手作業で結んで 見て良し 飲んで良し 香り良し と茉莉花茶の進化系と呼べるお茶です。
1990年代後半中国でもギフト用として作られています またその生産地は福建省です。
使われる花はジャスミン・菊・牡丹・千日紅・ユリなど様々です。使われる茶葉は一般的には炒青した緑茶が中心で一部に白茶・紅茶が使われます。
花茶の効能
花茶(花+茶)は「中国の香りのお茶で、春の香りがする」という評判があり。お茶やベースに花の香りを吸着または混ぜられたお茶です。
茶のいくつかの特性に加えて、花茶には、茶だけのお茶にはない多くのもあります。
お茶の独特の吸着特性とジャスミンの花の香りの特徴で、お茶の風味を維持するだけでなく花のフレッシュな香りも維持します。
中国で花茶は、体の冷やす心の重さをを取り除くとあります。
花茶は神経をほぐす効果もあるので、安定した気分を維持しながらリラックス効果を得るのに役立ちます。
花茶の入れ方
ジャスミン茶(茉莉花茶)花+茶葉の入れ方
前述の通り 花+茶の場合 入れ方も茶が何に分類されるかによって変わってまいります。
ベースのお茶が緑茶に近いと 緑茶の淹れ方で温度管理必要が出てきます。
ベースのお茶が紅茶に近いと温度は100度でOKです。
またこの時の緑茶には一般的な炒青ではなく蒸青で仕上げてる場合もあります。
少ない量から試してみて基本的には
- 香が出にくい場合=湯温をあげる
- 苦くなりやすい=湯温を下げる
- 味が濃い・薄い=茶葉の量で調整
を参考にしてください。
また、購入店舗でお茶の入れ方を聞いておくのをお勧めします。
工芸茶の淹れ方
工芸茶の淹れ方は茶葉を入れて100度のお湯を注ぐだけ。それだけですが三回ぐらい飲んで色が出にくくなっても捨てずに 飾るのもありかも
また工芸茶は一般的にジャスミン花茶の香りをつける加工工程の吸着がなく 花茶と上級の茶葉を使うことにより苦みが出にくく仕上げてある関係上ジャスミン茶等に比べると香りは控えめです。
※お湯の温度が低いとお茶が開ききらない場合もございます。
花茶まとめ
このページでは花茶の代表ジャスミン茶を中心に紹介しました。
吸着と言われる生産工程を経たジャスミン茶の仲間や上級茶葉を使用した見た目でも楽しめる工芸茶等
花+茶=花茶には無限のレパートリーがありますが、基本的には「茶湯の温度が高いほうが香りは出るが、使用茶葉のグレードで茶湯の温度は制限される」と覚えておきましょう。
最後に
六大茶分類では仕訳できないものを茶外之茶と言いますが、花 花+茶 果物 根 茎等をベースにしたものこれは本当にいろいろなものがございます、これはあくまでもお茶を淹れるための分類です 種別や区別ではありません。