水金亀の紹介 岩茶
水金亀の紹介 岩茶
武夷山四大岩茶の一つ 水金亀
水金亀は比較的新しい岩茶で清の後期に有名になりました。ちょっと変わった名前ですが、名前の由来は茶葉の枝色の濃淡が交互に重なることから亀の甲羅に似ているところからこの名前がついたと言われていますが、茶葉が黄金の亀(富の象徴的なもの)のように艶がある色が似ているとの説もあります。
しかし皮肉なことに金の亀、富の象徴は別の意味でも有名になってしまいます。
水金亀 富の象徴的な名前ゆえの争い
水金亀の原木が大紅袍産地近くの天心岩(上の地図の真ん中あたりTitanxinCleff)にあった茶樹が頂にあったため大雨で崩れ落ち下の兰谷岩に落ちるのですがそこからまたお茶が取れるほどに成長します。
そうなると水金亀の原木を巡って天心岩の所有者と兰谷岩の所有者との間で多額の費用をかけた訴訟合戦(1919年から1920年)となり、面白おかしく取り上げられた結果 皮肉にも 武夷岩茶 水金亀の名前が有名になりました。
水金亀の味や香りは?
で話は元に戻りますが、水金亀は名前から想像するとクセがありそうですが、実際にはまったく違って岩茶のなかでも花香がありクセを抑えた飲みやすい岩茶です。
茶葉の形は力強く大ぶりです。茶緑色で焙煎は岩茶の中では控えめ 茶湯は茶色~黄金に近いです。
水金亀 30g 2400
水金亀のまとめ
岩茶ゆえの偶然 岩の上にあった茶樹が崩れてしたの岩場でも育ってしまい どちらが本物か争うことに・・・
どちらも水金亀なのですが、中国の方は妥協を知らないといういい例かもしれません。しかしそのような争いごとは水金亀が美味しくなければ起こりえません。
名前を奪い合うほど美味しい 水金亀 あなたも飲んでみたくなりませんか?