プーアル茶(普洱茶) 等級
プーアル茶(普洱茶)の等級

一口にプーアル茶(普洱茶)といっても その等級には特級から十級までの11段階がございます。実際に流通しているのは7級ぐらいから特級まで 三十年プーアル茶(普洱茶)を見てきた慶光茶荘がやさしく解説します。
プーアル茶(普洱茶)の等級の前に
プーアル茶(普洱茶)には餅茶と散茶の目に見えて違いがあります、一般的に茶葉の等級を比べるなら散茶の方が分かりやすいと思います。
しかし餅茶でもよく見れば適用できるものです。
このページでは「普洱茶 値段」での記事で書いた茶葉鑑定士の基準を表していきます
プーアル茶(普洱茶)の等級の説明
普洱茶には、「茶葉の形状」「茶葉の柔らかさ」「茶湯の色」「茶湯の味」「茶湯の香り」「叶底」によって特級と1級〜10級に分類されます。特級は小ぶりな芽と金色の茶葉を持ち茶樹年齢、10年以上の野生樹から摘まれます。
- 特級茶葉を使った餅茶なども存在します。
- 中国国内では散茶よりも餅茶の方が人気です。
- 欧米には低グレードのティバッグが人気です。
それでは各等級の基準を見てみましょう
特級 プーアル茶(普洱茶)
単芽 茶葉が細くて真っ直ぐで細く、茶葉の表面に毛が露出していて、叶底(出がらし)は新鮮な茶色、茶湯は赤、風味は強く、味はまろやかです。
一級 プーアル茶(普洱茶)
一芽一葉 茶葉がきつく結びついており、茶葉表面の毛が少し見えます、茶湯は赤くて力強く、香りは純粋で、味はまろやか、叶底(出がらし)白色の入った茶色です。
二級 プーアル茶(普洱茶)
一芽二葉 2級の普洱茶の茶葉はまだ淡く、茶湯は赤くて濃い、香りは純粋で、叶底(出がらし)は柔らかくて印象です。
三級 プーアル茶(普洱茶)
一芽三葉 このグレードの茶葉の外観はしっかりと硬く結ばれており、茶葉の色には白が増える、茶湯は赤く、叶底(出がらし)は柔らかい茶色です。
四級 プーアル茶(普洱茶)
茶葉の形はきつく、茶湯の色は鮮やかで、お茶の叶底(出がらし)は柔らかい茶色です。
五級 プーアル茶(普洱茶)
茶葉はカットリーフも出てきます、茶葉の色はいくらか白、茶湯の色は濃い赤、味はまろやか、香りは純粋、叶底(出がらし)は茶色がかった赤、そして柔らかいです。
六級 プーアル茶(普洱茶)
お茶の形はまだしっかりしていて、茶湯の色は茶色がかった赤で、叶底(出がらし)は茶色がかった赤で柔らかいです。
七級 プーアル茶(普洱茶)
茶葉の茎は太くて強いです、その色は茶色がかった赤、いくつかの灰色、茶湯は濃い赤、叶底(出がらし)は茶色がかった赤、そして柔らかいです。
八級 プーアル茶(普洱茶)
その外観はふっくら、色は茶色がかった赤と灰色がかった色、スープの色が深紅色、味がまろやか、底が茶色がかった赤、そしてまだ柔らかい。
九級 プーアル茶(普洱茶)
茶葉の形は厚く、色は茶色がかった赤と灰色がかっており、茶湯は濃い赤で、味はまろやかで、叶底(出がらし)は茶色がかった赤で、まだ柔らかいです。
十級 プーアル茶(普洱茶)
茶葉の形はややゆるく、色は茶色がかった赤といくつかの花、茶湯は濃い赤、香りはマイルド、叶底(出がらし)は茶色がかった赤です。
まとめ プーアル茶(普洱茶)の等級

等級を大まかに比べると
どうでしょうか? 特級から十級までの雲南省茶葉鑑定士の普洱茶の判断基準 実際かなり、わかり難いですいよね。まあ雲南省茶葉鑑定士もあまりにかけ離れた鑑定すると、そのあと鑑定士も信用されなくなるので・・まあこれらは目安ですね。
自分でも特級から順に七級ぐらいまでテイスティングしたことがありますが、特級・一級・二級・三級ぐらいまでですと
- どれが美味しい
- どれが美しい
- どれが色が良い
- どれが叶底が素晴らしい
と美味しく・楽しく ティスティングできますが、これが四級・五級だとちょっと微妙に さらに六級・七級を飲み比べるのはだんだんババ抜きみたいになってきてすごく苦痛です。
私の経験上から特級から三級まではティスティングは楽しいですが、それ以下のティスティングはあまりしたくありません。
餅茶に対する等級

普洱餅茶は、シンプルに 高、中、低の等級に応じて等級分けすることができます。次のような
- 高級茶:高級方茶、7266七子餅茶、宮殿、宮廷茶、などの特別な等級の散茶
- 中級茶:7576の熟餅茶、7432の緑印の餅茶、1級および3級の方茶、一級~五級の散茶
- 低級茶:6級〜10級の茶葉。
と簡単に分けられもしますが、偽物問題も出てきますので、すべてを信じるのではなく ご自身でティスティングして信頼できるメーカーを探しましょう。
等をご参考ください。
番外編 プーアル茶(普洱茶)の生茶と熟茶について

普洱茶の生茶と熟茶は名前が同じ普洱茶というだけで中身は全く別物です。(熟茶と生茶の違いはコチラから)
上の等級基準も変わってきます。
普洱茶を味で選ぶなら生茶・熟茶どちらでも 健康目的なら熟茶(二次発酵させたもの)一択です
- 生茶の普洱茶の外観は比較的新鮮で、ほとんどが黄緑色で、白のペコがあり、強い風味があります。
- 熟茶の普洱茶の外観は赤になります。 生茶にあった、白い茶葉も黄褐色になります。
- したがって、普洱茶を選ぶ場合は、飲みたい普洱茶が生茶か熟茶かを注意を払う必要があります。
要約すると、生茶でも・熟茶でも普洱茶の等級は味や香り色の優しさによって区別できますが、優しさが高いほどレベルが高くなり、芽が多い場合は優しさが高く、しっとりした優しさが良いことを意味します。
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