喫茶習慣の始まり
喫茶習慣の始まり
お茶は何のために飲まれるようになったのか?
日本ではお茶
ヨーロッパではコーヒーや紅茶
これらは何故飲まれるようになったのだろう?
お茶を飲む理由
お茶やコーヒーには薬膳的に言うと”熱を取る”という効果が注目されています。食後には体が食事を消化するため代謝が向上し熱を持ちます。
この熱を取って体を平常に戻す為にお茶は食後に飲まれるようになりました。
お茶を薬として
お茶には抗菌・殺菌作用がある為に、食中毒や風邪の予防として昔から飲まれています
お茶を嗜好品として
お茶やコーヒーは現代でも嗜好品として飲まれています、香りや味また消炎作用などにより、鎮静作用があり、ほっと一息のときに飲みたくなるのでしょう。
喫茶の歴史
お茶は薬用から
お茶の飲用は古くからあり、三国志の時代にお酒を飲めない武将が代わりにお茶を飲んだと書かれています。
実際にお茶の飲用の歴史は”神農”の神話の時代まで、さかのぼります。
神農の時代は薬用としてお茶は重宝がられます。
喫茶の始まり
その後中国で喫茶という習慣が始まったのは宋代(1100年代)と言われています、
それ以前は寺や高貴な人々の中では飲まれていましたが、唐代の終わりからの混乱でお茶価格が暴騰したため、明代には民衆の不満が高まりにより 政府がより簡単にお茶を仕上げられるようにして価格を抑える政策を徹底します。
またこの時代は陶磁器や文化が発展し、この時代に寺や貴族から役人や市民へ喫茶文化が広がったと言われています。
ちょうどマルコポーロが杭州を「世界一繁栄し、世界一豊かな都市」いったころですね。
ヨーロッパでのアフタヌーンティーとは?
中国で喫茶習慣が広まったころ、東インド会社による交易が始まっており、お茶と一緒に喫茶という習慣が英国に渡りました。
アン王女の時代(1655~1714)アン女王の朝食が紅茶から始まるそのような話が「お茶飲み習慣」として描かれイギリス国民に広がっていきます。
それから時代が変わって産業革命の時代1800年後半生活スタイルが農業から工業に変わり昼ごはんと晩ご飯の時間が長くなってしまい労働者への負担となる
ある貴族からそのような労働者の不満を解消するために、手軽に手早く食べられるサンドイッチを食べる間食タイムが生まれます。
貴族はお茶とサンドイッチでは物足りずスコーンやケーキも追加されてきます。そして貴族の間食タイムはうわさ話やゴシップの中心となりアフタヌーンティーとして発展していきます。
まとめ 喫茶習慣の始まり
喫茶の期限は中国の薬用を求めた茶葉の飲用から それが習慣となり ヨーロッパにわたって産業革命時にライフスタイルの変化により昼食と晩ご飯の長い時間をつなぐための軽食とともに喫茶の習慣が昇華したと思われます。
特にティータイムと呼ばれる三時のおやつの時間帯 これが産業革命に起因しているとはだれが想像したであろう。
また第二の産業革命に新たな喫茶文化は生まれるのであろうか?
久々の長い文章 最後までお読みいただきありがとうございます。